メキシコ日本商工会議所設立60周年記念式典開催:日墨の経済関係の更なる発展を祝福
2024年11月8日(金)、メキシコ日本商工会議所(以下、カマラ)の設立60周年記念式典が盛大に開催され、会員企業を中心に359名が参加しました。
この式典には、日墨両国の政府、経済団体、そして企業の代表者が一堂に会し、両国間の経済発展と新たな可能性を祝いました。メキシコ外務省のフアン・ラモン・デ・ラ・フエンテ大臣や経済省のマルセロ・エブラルド大臣、在メキシコ日本国大使館の福嶌教輝特命全権大使、CCEのフランシスコ・アルベルト・セルバンテス・ディアス会長、JETROの河田美緒理事、COMCEのセルヒオ・E・コンテラス・ペレス会長、Indexのウンベルト・マルティネス・カントゥ会長など、両国の関係者が多数出席しました。
式典の幕開け
開会後、メキシコと日本の国歌が斉唱され、参加者一同が敬意を表しました。
メキシコ日本商工会議所の久我会頭が歓迎の挨拶を行いました。
外務省フアン・ラモン・デ・ラ・フエンテ大臣がスピーチを行い、日墨関係の深化と経済連携の重要性について語りました。その後、鏡開きが行われ、デ・ラ・フエンテ大臣による乾杯の発声があり、式典の幕開けを祝いました。
日本経済産業省の武藤義昭大臣からの祝辞ビデオメッセージが上映された後JETROの河田理事からの祝辞が続き、日本とメキシコの経済協力を後押しするJETROの取り組みが紹介されました。
そして、在メキシコ日本国大使館による外務大臣表彰式が行われ、日本外務省の岩屋外務大臣からの祝辞が代読され、カマラが長年にわたり築いてきた功績が称えられました。
パネルディスカッションとMOU締結
式典後半には、在墨の商工会議所の役割や水素分野における協力の可能性についてのパネル
ディスカッションが行われました。
第1部のパネルディスカッションでは「在メキシコ商工会議所の役割 -現在と未来-」がアメリカ、カナダ、スペイン、ドイツの在メキシコ商工会議所が招かれ、メキシコでのビジネス環境や未来の展望について議論されました。第2部では「水素分野における日墨間の連携」をテーマにスペイン語でパネルディスカッションが行われました。
日本とメキシコで水素分野での協力を促進するため、CCEとカマラとの間で覚書(MOU)が調印され、CCEのセルバンテス会長から祝辞が述べられました。
国際協力銀行(JBIC)とBancomextの間でも覚書が締結され、JBICの浜松専任審議役とBancomext代表がそれぞれ挨拶し、メキシコでのクリーンエネルギー開発に向けた金融機関の連携を強化する意思が示されました。
式典の締めくくり
エブラルド経済大臣が日墨の経済関係の重要性を強調する挨拶を行い、今後の協力関係について意気込みを示しました。
式典の実行委員長である竹原氏が閉会の挨拶を述べ、両国の絆がさらに深まることを願いました。その後、ネットワーキングの時間が設けられ、参加者は交流を深めたのち、盛大な式典が閉会しました。
メキシコ日本商工会議所設立60周年記念式典は、日墨両国の政府・経済団体の代表者が一堂に会し、経済連携の新たな一歩を象徴するイベントとなりました。この盛大な式典を準備された皆様、お疲れ様でした!