Hola! テキーラを使ったカクテルで有名なのは、マルガリータ、パロマ、テキーラ・サンライズがありますね。他にもトニックソーダで割ったらテキトニ等々沢山あります。ただ、カンタリートを皆様ご存じでしょうか?今日はテキーラで作るカクテル、カンタリートの紹介になります!
カンタリートの名前の由来
カンタリート(Cantarito)は、スペイン語で下の写真のような土で出来た素焼きの器のことをいいます。
この容器でカクテルを提供するため、カンタリートという名前になりました。かわいらしい素焼きで出来たこのコップ、お土産で買ったことがある方もいらっしゃると思います。メキシコでもテキーラが多く生産されているハリスコ州ではよく飲まれています。それ以外の州だと、メキシコ人でも知らない方がいるので、もしかしたらハリスコ州名物といえるかもしれません。
カンタリートはどんなカクテル?
<材料>
テキーラ
フレッシュグレープフルーツジュース
フレッシュオレンジジュース
フレッシュライムジュース
Squirt(スクアート)※メキシコでよく売られているグレープフルーツソーダ
岩塩
コップのふちにTajin(※タヒン メキシコ料理にかかせない粉末状のチリ)
テキーラとジュースと岩塩をコップに入れてよくかき混ぜます。そしてSquirtを入れて軽く混ぜます。最後は氷を入れて出来上がり!ビタミンCが豊富・かつ岩塩のミネラル成分もあるので体力回復と熱中症対策にもできそうなカクテルなんです。
メキシコに住んでいる方は、Squirtがあるので是非ともSquirtで作っていただきたいですが、日本ではまだ手に入らないため、代用としてキリンメッツやウィルキンソンのグレープフルーツソーダを使うのもありです。
どんなふうに作られているか、カンタリートで有名なハリスコ州・アマティタン(テキーラ村の隣の村で、エラドゥーラやオーガニックテキーラ123の蒸留所があります)にあるEl Gueroのパフォーマンスをご覧ください!
※ちなみに動画の中は一番大きいサイズの21リットルです、団体でシェアはOKです。
こちらのお店は、カンタリート以外にもタコスと軽食があるので、青空の下、食事しながらカクテルはたまりません!カウンターで注文するときにベースとなるテキーラを選んだら、動画のパフォーマンスを生で見ることができますよ!おススメは出来立てのタコスと、チリソースとライム汁がかかったポテトチップスです。気分はすっかりメヒカーナ♬
そしてなんと!飲み終わった後のカンタリート(容器)は持ち帰ることができるので、軽く洗って水けをとったら、自宅でも同じ容器で楽しめることができます!
グアダラハラからテキーラ村に行く途中の左側に見えてくる、巨大なカンタリートの置物がお店の目印です。
カスエラという名前で出ることもある
もちろん、ご紹介したEl Guero以外でも、カンタリート(Cantarito)をメニューに入れているレストランやバーはありますので、見つけたら是非とも飲んでいただきたいです!ただ!場所によってはこのカンタリートがカスエラという名前のカクテルで出されているところもあります。中身はカンタリートと同じで、入れ物がカスエラ(Cazuela)という写真のような平べったい器になります。ちなみに写真はこれで1人前!!
ちなみに写真のカスエラは、ハリスコ州のSan Ignacio Cerro Gordoという、Los Altos地方にあるレストラン "El Meson de Los Frailes"です。Los Altos地方にいくことは、Los Altos地方のテキーラを堪能する目的以外あまりないかもしれませんが、あまり観光地化されていないため、とてものどかで開放感のあふれる場所です。
写真のカスエラのカクテルのベースにはもちろん、Los Altos地方のテキーラが選べます!写真の時はテキーラ30-30でした。このほか、シエテ・レグアスなども選択できます。
お料理も美味しく、内陸にもかかわらず、新鮮なシーフードも堪能することができます(写真はトスターダ)。
レオンからは車で片道2時間ほどです。周りは牛や馬が飼育されている農場や、アガベ畑が広がる場所です。
いかがでしたか。秋になっても日中はまだ日差しが強いメキシコ。カンタリートの材料は一年中買えるので、どこでも手軽に楽しむことができますね。
柑橘系のさわやかな風味のカンタリートが、メキシコのハリスコ州以外でも色々な場所で楽しめるようになれるといいなと思っています。リピートしちゃいますが、レストランで見つけた時には是非注文してみてください!テキーラベースのカクテルがもっと好きになること、間違いなしです!
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