こんにちは。今回はグアナファト州貿易振興調整機関(COFOCE(Coordinadora de Fomento al Comercio Exterior del Estado de Guanajuato))に取材をしました。プエルトインテリオールのG100にオフィスを構えるCOFOCEはグアナファト州の貿易促進のために色々なイベントを開催したり、輸出する企業のサポートを続けています。そんなCOFOCEに昨年のグアナファト州の輸出のことなどお聞きしました。
<目次>
COFOCEはグアナファト州の貿易を促進する機関です
ーCOFOCEの役割と活動内容について教えてください。
COFOCE(Coordinadora de Fomento al Comercio Exterior del Estado de Guanajuato)はグアナファト州政府の機関の一つで、グアナファト州の企業の貿易の促進をミッションとしています。グアナファト州の企業で輸出入を考えている企業へのファイナンシャルサポートやアドバイス、トレーニングの提供や、政府の他の関連機関との連携を通じて、企業がグローバルマーケットにアピールしやすい環境作りを目指しています。
COFOCE 紹介資料(英語)
ー実際に自社製品を輸出したいとなった時は、どちらに連絡すればよろしいでしょうか。
COFOCEはプエルトインテリオールのG100の4階にあります。直接お越しいただいてもいいですし、SNSからダイレクトメッセージをしていただければ担当者が対応します(SNSは本記事最後のお問い合わせ先に記載しています)。グアナファト州に所在地がある企業様でしたら相談費用はかかりません。会員制のサービスもあり、年間 MXN$3,480.00でご利用いただけます。会員制サービスの詳しい情報は、こちらのURLに記載されています。
2020年はパンデミックの影響で輸出量が減少
ー昨今のグアナファト州の輸出について教えてください。
2020年はコロナウイルスのパンデミックの影響も少なからず輸出に影響しました。
図1:2020年1月から12月までに輸出したグアナファト州の企業数の割合
2020年1月から12月までの総輸出額は200億4000万ドルでした。
図1の中央にある円グラフは、輸出した企業の規模の割合になっています。2020年は1088社の企業が輸出をし、そのうちおよそ半分以上が中小企業です。輸出額を企業の規模別で見ると、大企業が75%を占めています。
図2:グアナファト州の産業別輸出額(COFOCE試算、2020年1~12月)
これらはグアナファト州から輸出した産業別で見た数値です。自動車と自動車関連産業が全体の47%を占めています。
図3: 2020年1月から12月のグアナファト州・国および地域別の輸出先と割合
2020年、グアナファト州の輸出先は世界132か国にもなりました。最も多いのは米国で全体の82%を占めており、次にカナダ、コロンビアと続いています。日本は0.5%でした。地域別では北米が87%、アジアは3.3%でした。
図4:2020年1月から12月に輸出した企業の所在地
そこで、グアナファト州のどのMunicipio(市町村)にある企業が多かったのかを見てみると、プエルトインテリオールをはじめとする工業団地があるシラオ市が全体の半数近くになりました。次にサラマンカ、イラプアト、セラヤと続いています。
日本は第9番目の輸出相手国
ー日本向けの輸出ではグアナファト州からは何が輸出されましたか?
図3にもある通り、2020年日本は第9番目の輸出相手国です。その総輸出額は1億100万ドルでした。輸出した企業の数は123社で、アパセオ・エル・グランデの企業が全体の22%、ペンハモとサラマンカがそれぞれ17%、セラヤが15%、シラオが7%となってます。
2020年は新たに50製品が登録され、主に自動車関連部品や紡績関連の産品が輸出されました。
ーグアナファト州の農産品のPRとした料理のイベントも開催されましたね
今年の7月14日にグアナファト州・ペンハモのアシエンダ・コラレホで、料理イベント“メキシコ・日本 味のフュージョン”を開催しました。このイベントはメキシコと日本の関係強化が目的で、レオン領事館をお招きし、メキシコ・日本双方のシェフがグアナファト州産の食材を使用した料理を披露しました。この時の様子をTV取材されたものがありますので、是非ご覧ください。今回のイベントでは、グアナファト州からすでに日本に輸出されている農産品やテキーラを使用し、グランヘロ・フェリス、レッド・サン・ファームス、ミスター・ラッキー、コラレホ・テキーラにご協力いただきました。
ー最後に、COFOCEからMEXITOWNの読者へメッセージをお願いします。
グアナファト州と日本の良好な関係は、長年にわたり続いています。メキシコにとって、日本は常にアジア太平洋市場への参入とプレゼンスを強化するために、理想的な同盟関係を築いています。日本にとって、メキシコは伝統的にも戦略的パートナーの国でした。
北米市場へのアクセスもあり、電気電子および自動車製造業において日本は間違いなくグアナファト州の最も重要なビジネスパートナーの1つであり、サプライヤー(輸入元)としては2位、バイヤー(輸出先)として9位となっています。 現在、グアナファト州の様々な自治体(アパセオ・エル・グランデ、ペンハモ、サラマンカ、セラヤ、シラオ)にある120以上もの企業から、1億100万ドル以上日本に輸出しています。日本は、メキシコの文化とビジネスにおける重要な役割を担っています
-COFOCE General Director ルイス・エルネスト・ロハス・アビラ氏
原文
"La buena relación entre Guanajuato y Japón sigue rindiendo frutos con el paso de los años. Para nuestro país, Japón siempre ha representado una alianza idónea para fortalecer nuestra entrada y presencia en los mercados de Asia Pacífico. Para Japón, México ha sido tradicionalmente un país estratégico para su industria manufacturera eléctrica – electrónica y automotriz, gracias a su acceso al mercado de América del Norte. Japón sin duda se ha convertido en uno de los socios comerciales más importante de nuestro Estado, ocupando el lugar número 2 como proveedor y el lugar 9 como comprador; actualmente nuestro Estado exporta más de 101 MDD, lo que representa el trabajo de más de 120 empresas guanajuatenses, de diversos municipios; entre los que destacan, Apaseo el Grande, Pénjamo, Salamanca, Celaya y Silao; en Guanajuato, Japón siempre tendrá un lugar en importante en nuestra cultura y negocios"
- Luis Ernesto Rojas Ávila, Director General de COFOCE
出所:図1~図4 COFOCE, Exportación de Guanajuato CIERRE 2020 ESTIMACIONES COFOCE
お問い合わせ先
COFOCE(Coordinadora de Fomento al Comercio Exterior del Estado de Guanajuato)
住所:G100, Puerto Interior, Silao, Guanajuato, México. C.P. 36275.
お問い合わせ先:+52 (472) 215 2000
メールアドレス:contactocofoce@guanajuato.gob.mx
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