こんにちは。コロナ禍で日本への帰国を先延ばしにしている方でも、日本のECサイトで買い物をしてメキシコに届けたいとお考えの方もいらっしゃると思います。でも、ECサイトは海外発送を行っていないことが殆どですね。そこで今回はそうした海外在住の方への強い味方となるサービスで、株式会社re様が提供する”コンテナ”のご紹介をします。サービスを始めたきっかけやコンテナをどうやって利用するのかを、社長の福村様から伺いました。
<目次>
海外にいてもECで買い物できる!
MEXITOWN(以下、MT):こんにちは、本日は宜しくお願い致します。海外配送代行のサービスは、メキシコに住むMEXITOWNの多くの読者の方が気になるサービスだと思います。まず、こちらのサービスのご紹介をお願いします。
福村様:こちらこそ宜しくお願いします。まず、弊社株式会社reは、もともとcanalという梱包材のデザインを手掛ける事業として、2018年3月に立ち上げた会社です。今年から、コンテナという海外配送代行サービスを提供開始しました。コンテナの海外配送代行をご利用いただくと、海外にいても日本のECで買い物をすることができます。日本の多くのECサイトは海外配送対応していないため、日本に居住地がないと送ることができない現状を目の当たりにしたので、弊社指定の住所にECでお買い求めいただいたものを送ってもらって、まとめて海外発送という流れのサービスとなっています。
送っていただいた商品も会員様が商品登録をする必要もなく、弊社で登録・管理しています。
MT:サービスを始めたきっかけやエピソードは何ですか
福村様:もともと私の周りに、が大学時代から海外留学・駐在する友人が多かったです。私自身も大学時代にはインド、スリランカ、モロッコ、ポーランド、ドイツ、インドネシア、中国に滞在したことがあり、滞在中は現地の物を楽しんだりしました。しかし、長く滞在するとだんだん日本の物を恋しくなることがあり、手に入らなかったりすることで不便さを感じていました。
コロナウイルスのパンデミック以降、航空料金の値上げや、2週間隔離などの制約があるため、海外から日本に一時帰国を気軽にスケジュールできない状況になりました。これまでMEXITOWNの読者の方の中にも、スーツケースを2~3個ぎゅうぎゅうになるほど日本のものを詰め込んで調達していた方もいらっしゃると思います。そんな中、「何か分断してしまったところをつなぎ合わせることができないか」、「海外配送すごく高い」というイメージを軽減することができないか」を考え始めたのがコンテナを始めたきっかけです。
MT:仰る通り、コロナウイルスのパンデミックによって、日本に帰国して沢山買い出しすることが前のようにやりにくくなってきました。そうした中で御社のサービスは非常に魅力的ですが、海外配送料が高いという概念はどのように工夫されましたか。
福村様:弊社は自社で航空機を所有し輸送するFedexやDHLと法人契約をすることで、個人の方がこれらの輸送会社を使ったり、日本郵便のEMSで送るよりも安く抑えることができます。
商品の預かりからお届けまで、一気通貫でサービスをご提供
MT:会員登録から商品が実際にお客様のところに到着するまでの流れを教えてください。
福村様:以下、サービスの流れ(登録から荷物がメキシコに届くまで)及び料金体系になります。
サービスの流れ
1.会員登録、送付先住所取得
会員登録をされると、商品の送り先の住所(以後、「コンテナ住所」)が発行されます。 「コンテナ住所」を利用することで、海外発送に対応していない日本のECでお買い物をすることができます。
2.日本のECで商品購入
日本のECで商品を購入してください。
その際、商品の送り先として、マイページに記載されている「コンテナ住所」を入力してください。
3.荷物内容の確認、転送手続き
お客様の商品がコンテナの倉庫に到着すると、登録されたメールアドレス宛にメールが届きます。マイページにて荷物の内容を確認し、発送したい荷物の転送手続き&決済を完了させてください。転送手続きでは、商品の価格の入力、発送方法や決済の選択になります。
この際に発生する費用として、国別の配送料と商品の登録保管料が1点につき150円になります。他、オプションサービスで、お荷物のおまとめサービス、再梱包資材料、通関手続き料がありますので、詳しい料金はこちら をご参照ください。同じページで、国別の配送料も重さと配送業者ごとに調べることができます。
お荷物を保管する際にかかる保管料ですが、商品が「コンテナ住所」に到着してから30日以内は、保管料は無料です。30日を過ぎますと一つのお荷物ごとに1日¥200が保管料として発生します。無料保管期間を過ぎた後にさらに有料保管期間の30日を過ぎますと、自動的にキャンセル及び商品の破棄となりますのでご注意下さい。
4.商品到着
お荷物が到着されるのをお待ちください。また、関税はお荷物の種類・品目・内容品の申請価格(免税上限額以下かどうか)によって請求金額が決定します。関税が発生した場合は、お客様ご負担となりますので予めご了承ください。
それぞれのステップでの画面も、こちらに掲載しております。
配送の速さなどがセールスポイント
MT:ありがとうございます。とても明確で、分かりやすい流れですね。コンテナが他社様とは違うセールスポイントを教えてください。
福村様:大きく分けて4つございます。
配送の速さ
メキシコまでだと1週間以内に届いている速さです。EMSだけでなく、DHL、Fedexなどを利用することで、早く届きます。一気通貫でものを預けてから届くまで、弊社でサポートしていることも会員様にとっては安心材料の一つになると思います。
価格の安さ
先ほども少し触れた通り、FedexやDHLなどを個人で契約するととても高いですが、弊社が法人契約をしているため、個人で利用するよりも安い価格でご利用いただけます。また、先日もEMSの料金が値上げになりましたが、EMSと比較してもおよそ30~40%ほどの金額の配送料でお届けできます。
安全にお届けできる
海外配送の場合、モノが破損することが多々ありますよね。弊社のメインの事業canalでは、パッケージや梱包材の印刷を行っていることもあり、パッケージについてはプロです。海外の配送に耐えられる梱包を行っております。
保険の選択がしやすい
商品にかける保険を選択し、かつ金額を決めていただくことが出来ます。
MT:これまで日本から商品を送る際に取り扱いに困った商品などございますか。
福村様:中南米・北米の場合、特に食品の取り扱いは大変です。またアフリカや中南米には、日本の中古車を輸入していることが多いと存じますが、その車の部品を販売していないことが多くあります。過去には日本からフロントガラスやバンパーを仕入れて、自分で付け替えるといった事案もありました。大きいものでは自転車もありました。
MT:フロントガラスやバンパーなんてあったんですね。輸送費用だけでなく、梱包も大変だったと思います💦。それでは、 今後新しくコンテナで始めていきたいことについてお聞かせください。
暗に選択肢を切ってしまうのではなく、是非ご利用ください!
福村様:現在コンテナは個人のお客様向けに行っていますが、企業の方向けの海外配送を提供していきたいです。
弊社のミッションは「全ての企業をブランド化する」です。物流の裏側を見てみると、既に何十年も前から出来上がっている世界ではありますが、そこをゼロから学習し、オペレーティングのところを自動化してコストを下げることによって、より早くブランドを成長させていくためのサポートをしたいです。
MT:メキシコに住む皆様に、一言お願いします
福村様:メキシコはアメリカなどと比べると日本のものが手に入りにくい環境です。そうした方々に気軽にご利用いただきたいです。コンテナでは、早く安く物が利用できるようになるだけでなく、早く届くようにもなります。暗に「配送費が高いから、日本の物を買うのを我慢してしまう」という風に選択肢をきってしまうのではなくて、是非一度コンテナをご利用いただければうれしいです。
MT:福村様、本日はありがとうございました!
編集後記
日本に帰国したときにはスーツケースを2~3個満杯にして日本からの物を持ってきたり、親族の方にお願いして日本の物を沢山段ボールに詰めて送ってもらう、またはメキシコに遊びや仕事に来る方にお願いするという方は、おそらくメキシコ在住のMEXITOWN読者の方全員に当てはまるかもしれません(笑)コロナウイルスのパンデミック以降、こうした選択肢が狭まってしまうことによって、異国の地での生活に慣れなくなってストレスを抱えてしまうこともあると思います。
そんな悩みを持っている方がいるというのを認識し、日本のECサイトでお買い物をして商品をメキシコに送るまでを提供するコンテナを開始した福村様。梱包材のプロフェッショナルであることを活かして始めたという発想にも驚きました。そんなコンテナ、是非一度利用して日本ロスを満たしていきたいですね。
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