11月3日~5日、第6回広島フードフェスティバルがグアナファト州・レオン市、イラプアト市、サラマンカ市で開催されました。
3年ぶりの開催で3会場とも盛り上がった広島フードフェスティバルの様子をレポートします。
11月3日(木)レオン会場
初日のレオン会場では、レオン市のカサ・デ・ピエドラで開催され、参加者は約300名とまりなました。
在レオン日本国総領事板垣氏、グアナファト州知事ディエゴ・シヌエ氏、同州経済長官ラモン・アルファロ氏、同州観光長官フアン・アルバレスをはじめとする多くの来賓が参加され、会場も満員の大盛況!レオン市長代理の開会挨拶の後、矢野氏、板垣総領事、フェリペ氏のご挨拶に続き、湯崎県知事からのビデオメッセージが上映。ディエゴ州知事のご挨拶の後、最後に来賓による鏡開きを経てオープニングセレモニーが終了しました。
下原シェフによる和食料理の説明が行われながら、シェフらとスタッフ総勢の息の合ったサービスにより約300名の来場者へ1品ずつ丁寧に料理が運ばれた。マグロの解体ショーや、レオン市によるシェフたちへの表彰式も行われ、会場全体が笑顔と活気に溢れました。食事が終盤に差し掛かる頃、下原シェフがディエゴ州知事へ得意の手品を披露し、料理人と来賓者が交流する姿も見受けられました。
11月4日(金)イラプアト会場
イラプアト市のSushitai・酒&BARで行われた2日目は、約120名の参加者となりました。
初日同様、オープニングセレモニーではイラプアト市長ロレナ・アルファロ氏、フェリペ氏、近江氏が開会の挨拶を行いました。鏡開きからは矢野氏、写真家の篠原氏、メキシコ日本商工会議所バヒオ支部長の熊崎氏、マツダメキシコ社長の岩下氏が加わりました。
同市に位置するグアナファト日本人学校校長をはじめ、近隣の市に位置する多くの日系企業からの日本人の参加があり、メキシコ人と日本人が集い和食を通じて交流を楽しむことのできた賑やかな会場となりました。フェスティバル終盤では、シェフらも同じテーブルを囲み和食を楽しみ、まさに「食」をきっかけに日墨交流が図ることのできた一夜となりました。
11月5日(土)サラマンカ会場
50年という伝統のある「サラマンカ文化の家」で迎えた最終日では約110名が参加し、マツダメキシコをはじめサラマンカ市に位置する日系企業や、シラオ市に位置する工業団地の日系企業の日本人やメキシコ人の参加などが多くみられました。
開会式ではサラマンカ市長代理、フェリペ氏、岩下氏、矢野氏、湯崎県知事とディエゴ州知事のビデオメッセージが挨拶を行い、鏡開きの後、食事が開始となりました。日本人参加者からは「日本でも食べることができないようなハイレベルな品質の食事」、メキシコ人参加者からは「今日をきっかけに日本へ渡航するのが夢になった」等という声を聞くことができました。
サラマンカ会場のフィナーレにはマリアッチが登場し、シェフたちが一緒にメキシコの歌を唄う姿が見受けられ、会場が大いに盛り上がりました。終盤ではシェフ同士で制服を交換したり、マリアッチの曲に合わせてメキシコ人と日本人がペアを組み踊ったり、言葉の壁を越えた日墨交流がありました。
第6回広島フードフェスティバル
(主催):fynsoグループ
(共催):広島県、広島グアナファト親善協会、グアナファト州政府
(広島県参加者):下記5名
矢野 真治氏(広島県観光課 観光魅力創造担当監)
林 智子氏 (広島県地域政策局 スポーツ推進課)
玉木 裕子氏(広島県地域政策局 スポーツ推進課)
近江 誠一氏(広島グアナファト親善協会事務局、株式会社フジタ広島本店)
森藤 正彦氏(広島グアナファト親善協会理事代表)
(広島県シェフ):下記4名
下原 一晃氏(ひろしま和食料理人コンクール審査員)
池田 将訓氏(2015年 同コンクール成績優秀者)
保家 彩良氏(2019年 同コンクール成績優秀者)
藤井 宏規氏(2021年 同コンクール成績優秀者)
開催のお知らせの記事はこちら
MEXITOWN編集部より:
MEXITOWN編集部もイラプアト会場に参加させていただきました。広島県からいらしたシェフの方が考えた素敵なお料理のプレゼンテーションにひたすら感動。メキシコと日本の融合が一枚のプレートに表現されていたのが印象に残っています。
3年ぶりの開催ということもあり、会場にいた方々が久しぶりの再会に喜ぶ場面、新しい交流の場面もありと、参加した方々にとっては忘れられない思い出になったことは間違いありません。来年の開催も楽しみにしております!