熱帯低気圧・クリス(Chris)がメキシコ東部沿岸部で発生
7月1日、メキシコ東部沿岸部で熱帯低気圧・クリス(Chris)が発生しました。
1 米国立ハリケーンセンター(NHC)によれば、熱帯低気圧「クリス(Chris)」は7月1日未明に最大風速約17メートルの風を伴いメキシコへ上陸し、今後メキシコ東部にて10~20センチの雨をもたらすと予想されています。7月1日夜から2日未明にかけて消息するとの予想ですが、豪雨による洪水や土砂崩れなどあらゆる被害をもたらす可能性があると述べています。
2 タマウリパス州およびベラクルス州等のメキシコ東部沿岸部に滞在・ご出張の予定がある方は、最新の気象情報の収集に努め、非常時の備えを確認し、安全を確保するようにしてください。また、やむを得ず移動・外出の必要がある場合でも天気や交通状況等を十分確認し、その是非を慎重に検討してください。
引用・参照元URL:
在メキシコ日本大使館:熱帯低気圧「クリス(Chris)」に関する注意喚起(2024年7月1日)
ハリケーン・ベリル(Beryl)カリブ海沖に、カテゴリーは最大の”5”に
また、熱帯低気圧・クリス(Chris)の後を追うかのように、カリブ海沖ではハリケーン・ベリル(Beryl)が発生しました。7月1日、カテゴリー4だったベリルは、カテゴリー5に勢力を強め、ドミニカ共和国付近で強風などの被害がでております。
7月2日現在、Berylはドミニカ共和国付近におり、7月5日にキンタナ・ロー州に上陸、ベラクルス州沖のメキシコ湾を通過し、7月7日(日)にタマウリパス州に到達します。
CNNの記事によると、ハリケーンは本来9月に活発化するものの、今年は異常で7月からスタートしているとあります。今後の進路やご旅行の計画などがある方は充分に注意し、最新の情報収集に努めてください。
参考記事URL:
AP通信:Hurricane Beryl grows to Category 5 strength as it razes southeast Caribbean islands