皆様、こんにちは。メキシコ現地で報道されている通り、ハリケーン「オーティス(Otis)」がゲレロ州・アカプルコを直撃し、大きな被害をもたらしています。本記事では、アカプルコにどのような被害が出ているのかを纏めました。
カテゴリー5の勢力で、ゲレロ州を直撃
ハリケーン「オーティス」は、10月23日頃からメキシコの太平洋沿岸部に接近し、25日頃にはハリケーンのカテゴリー5となり、アカプルコに上陸しました。
このハリケーンのカテゴリー5はハリケーンのカテゴリーの中でも最も勢力の強いものとされており、台風でいう「猛烈な台風」と同クラスとされています。過去例として、2005年にアメリカ史上最大級の被害となったカトリーナや2017年に発生したイルマ、2015年メキシコを襲ったパトリシアなどがあります。
また、アカプルコ沖合の小さな島、ロケタ島の観測点では瞬間的に60m/sを超える猛烈な風を記録しました。
photo : CNN https://edition.cnn.com/2023/10/26/weather/hurricane-otis-acapulco-mexico-impact-thursday/index.html
被害状況(10月27日現在)
死者:27人
行方不明者:4人
停電:50万以上(現在約40%が復旧)
アカプルコのビーチの被害の様子
https://edition.cnn.com/2023/10/26/weather/hurricane-otis-acapulco-mexico-impact-thursday/index.html
https://www.forbes.com.mx/huracan-otis-amlo-llega-a-acapulco-por-tierra-y-regresa-en-helicoptero-a-la-cdmx/
メキシコ国内の動き
メキシコのAMLO大統領はハリケーンが直撃している最中の25日午前中にジープでメキシコシティを出発。しかし、メキシコーアカプルコ間の道路での土砂崩れなどによりし、途中徒歩で川の中を歩いたりして、水曜日の夜にアカプルコに到着。その後、現地の当局の代表から現状を聞き、26日にヘリコプターでメキシコシティに戻りました。
その後、26日の記者会見で、アカプルコに1万人以上の軍隊を派遣し、1日も早く現地での復興を急ぐこと、そして今回の復興にかける予算の上限を撤廃し、支援すると発表。
支援の動き
メキシコ各州からも救助や支援物資の供給の動きが出ています。
グアナファト州では、イラプアトから現地に22人が派遣。それでも、まだ支援が不十分であることを強調しました。
支援物資を寄付するための窓口も開設されています。
レオン市では、必要な物資をリストにして、寄付を募っています。
メキシコの物流会社、Fletcha AmarillaとCastoresは、上記のCANACO LEONに物資を送るための送料を無料としました。
※本記事は10月27日、MEXITOWN編集部がニュースサイトなどから情報を纏めた記事となります。最新の被害状況、支援などについては直接施設に問い合わせするか、最新の日時でのニュースをさんこうにしてください。
本記事の参照URL:
CNN:Hurricane Otis kills at least 27 in devastating blow to Acapulco, Mexico, that tore through high-rises and inundated roads
https://edition.cnn.com/2023/10/26/weather/hurricane-otis-acapulco-mexico-impact-thursday/index.html
Gobierno de Mexico:Se restablecerán todas las actividades en Acapulco: presidente AMLO
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