こんにちは。読者の皆様は日本在住の方などに、
「メキシコには日本人が何人くらい住んでいるのですか?」
「メキシコのどの都市に一番多く日本人が住んでいますか?」
「年々住んでいる人は増えていますか?」
一度はこのような質問を聞かれたことがある方も多いかと思います。また、メキシコ国内にいても、果たしてどれくらいの日本人が住んでいるのかピンとこないときもあります。
そこで今回はこうした質問にすぐに答えられるよう、レオン領事館からご提供いただいたデータをもとに、メキシコに住む日本人数(以下、資料に合わせて在留邦人数とします)のご紹介をします。
<目次>
世界の海外在住者との比較
メキシコ在留邦人数(2015~2020年)
メキシコシティが一番多く、グアナファト州は二番目に多い
メキシコ国内在住者
まずは、メキシコ国内全体の人数を見ていきましょう。
世界の海外在住者との比較
海外在留邦人は2020年10月1日現在、135万7724人で、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響を受けた結果、前年より52,632人(約3.7%)の減少となりました。このうち、「長期滞在者」は82万7,916人で在留邦人全体の約61%を占め、「永住者」は52万9,808人となっています。
その中で、メキシコの在留邦人数は2020年は11,659人で、2019年と比較すると約7.5%の減少となりました。2015年から比べると年々増加し、2019年は6年間で最多となりましたが、新型コロナウイルスの影響で日本に帰国する方が多くなったことが減少した原因です。
2020年の11,659人のうち、長期滞在者(注)は8,974人で全体の77%を占め、永住者は2,685人で全体の23%となっています。
※グラフ出所元:外務省領事局政策課「海外在留邦人数調査統計」のデータをもとに、MEXITOWN編集部作成
また、メキシコは中南米諸国の中ではブラジルの49,689人の次に在留邦人が多い国となっています。
州別メキシコ国内在住者数
次に、2020年10月現在のメキシコ国内の主な州の在留邦人数をご紹介します(※レオン領事館管轄州とメキシコシティの人数になります)。
メキシコシティが一番多く、グアナファト州は二番目に多い
メキシコシティ 3150人
グアナファト州 2460人
アグアスカリエンテス州 1250人
ケレタロ州 860人
ハリスコ州 610人
サンルイスポトシ州 410人
サカテカス州 70人
州別でみるとやはり首都であるメキシコシティが最も多く、その次にグアナファト州、アグアスカリエンテス州と続いています。レオン、イラプアト、サラマンカ、セラヤと日系企業が集中するグアナファト州がメキシコシティ以外では最も多く日本人が住む地域となっています。2019年10月の数と比較するとレオン領事館管轄の6州全て減少しているとのことです。
メキシコシティは2019年の在留者数は3,577人で、2020年は2019年と比較すると約12%の減少となりました。2019年までメキシコシティの在留者数は、全世界の在留邦人数のTOP50にランクインしていましたが、2020年はランク圏外となりました。この数値は49位のアメリカのダラス(3,376人)や50位のミラノ(3,359人)よりも少なくなっています。
簡単ではありますが、昨年のメキシコの在留邦人数のご紹介をしました。次回はこうしたメキシコにお住まいの日本人の方々の実態調査として、MEXITOWNが実施したアンケート結果の発表になります。メキシコに住む日本人の方が好む・好まないメキシコ料理やその理由などを調査しましたので、引き続きご覧ください!
注釈:在留邦人とは、海外に3か月以上在留している日本国籍を有する者
データ出典:
外務省領事局政策課
「海外在留邦人数調査統計」令和2年版
((令和元年(2019年)10月1日現在))
「海外在留邦人数調査統計」令和3年版
((令和2年(2020年)10月1日現在))
在レオン日本国総領事館 領事部 (ご協力ありがとうございました)