2023年3月23日(木)、グアナファト州・レオン市のCasa de Piedraで、Restaurante SATOやSushi tai でおなじみのGrupo fynsoのFelipe Ytuarte氏が、日本の農林水産省管轄の日本食普及の親善大使に任命され、またRestaurante SATO、Sushitai、Sushitai Sake and barも日本産食材サポーター店に認定されました。
日本食普及の親善大使とは?
海外への日本食・食文化の更なる魅力発信を通じて日本の農林水産物・食品の輸出拡大に繋げていくため、「日本食普及の特別親善大使及び日本食普及の親善大使設置要綱」に基づき、
日本食・食文化の魅力発信の広告塔として国内外への情報発信等を行う者を「日本食普及の特別親善大使」として、
また、プロの視点に立って海外の日本料理関係者等へ助言することなどを通じて、国内外へ日本食・食文化の普及を行う者を「日本食普及の親善大使」として、
任命しています。
これまでメキシコでは3名の方が日本食普及親善大使に任命され、今回のFelipe氏で4人目の任命となります。
日本産食材サポーター店について
2016年より、農林水産省が制定した、日本食材を日本国内外で広めるレストラン・バー・飲食店舗がサポーター店として認定される制度。2023年1月現在の サポーター店は 8,102店舗 です。ラテンアメリカ諸国ではブラジルが218店、メキシコ196店、ペルー31店、アルゼンチン21店、パラグアイ9店、チリ5店、コロンビア2店が認定されています。
※上記認定店舗数は、運用・管理団体であるジェトロ及びジェトロが認定した認定団体により認定されたものです。
参考サイトおよび画像引用元:日本貿易振興機構(JETRO)海外における日本産食材サポーター店認定制度
任命式当日の会場の様子
任命式開始前から招待者が歓談し、とても賑やかな雰囲気に包まれていました。
そしていよいよ任命式の開始。在レオン日本国総領事館の板垣総領事よりFelipe氏に日本食普及の親善大使任命の賞状が渡されました。
その後、JETROメキシコの中畑所長から各店舗のスタッフの代表の方に、日本産食材サポーター店の認定書が渡されました。
次に、Juan Jose Alvarez Brunel・グアナファト州観光局長、Diego Sinhue Rodriguez Vallejo・グアナファト州知事 から祝辞が述べられた後、Felipe氏が挨拶をしました(一部抜粋)。
「チアパス州から出てきた私は、メキシコシティに一店舗目を構えました。その後1997年にレオン市のPlaza Mayor内にSushitaiをグアナファト州に進出させました。それからはレオンとアグアスカリエンテスにSATOを2店舗、グアナファト州内に多くのSushitaiの店舗、イラプアト市にSushitai Sake and Barをオープンさせました。本日、日本政府から日本食普及の親善大使という非常に名誉な称号を頂き、大変光栄です。ここにるまでは、妻をはじめとした私の家族、多くの仲間たちの協力があったからだと思っています。また、板垣総領事をはじめ、カマラメキシコ日本商工会議所、マツダメキシコをはじめとした日系企業の皆様など、日系コミュニティの皆様の大きな支えがあり、広島フードフェスティバルなども実現することができました。本日いらっしゃるすべての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。皆様、本当にありがとうございます。」
こうして招待者の方々に天ぷらや串焼き、オイスター、ロール、マグロのお刺身・握り、広島風お好み焼きといった豪華なお料理が振る舞われました。その際、Felipe氏のこれまでの軌跡を納めた映像がスクリーンに映し出され、まるで一つのドキュメンタリー番組を見ているかのようでした。
そしてサプライズ!なんと日本からFelipe氏にゆかりのある日本人の方々からのビデオレターが映し出されました。マツダメキシコ・前社長の水谷氏やANAメキシコ・前社長の大下氏、ヒロテックメキシコ・前社長の羽山氏など、Felipe氏がいかに日系コミュニティから愛される存在だったかが伝わる瞬間でした。
会のクライマックスでは巨大なマグロ?!が登場!でもよーく見ると・・・なんとそれはマグロに見立てたケーキでした!Felipe氏と夫人は一緒にケーキ入刀。まるでお2人の結婚式を見ているかのような雰囲気で、会場は大いに盛り上がりました。
Felipeさん、改めましておめでとうございます!
これからも一緒にバヒオ地域で日本食を普及させ、日墨交流をより深めていきましょう!