メキシコシティ在住の写真家・篠原誠二氏が9月2日(金)19時30分から、グアナファト州・レオンのForum Cultural Guanajuato にて、写真集「俺のメヒコ」出版発表会を開催しました。
(写真右より)春日マリア・テレサ・美和(Directora General de Kay Internacional)、Úrsula Cotero García Luna、Ramón Ignacio Lemus Muñoz Ledo(Director General del Forum Cultural Guanajuato)、板垣在レオン日本国総領事館・総領事、篠原誠二
19時から受付が開始されましたが、19時30分の開演時にはすでに多くの方で会場はいっぱいに。立ち見の方も出るほどの盛況でした。今回は約160人の方にご参加いただき、メキシコシティやアグアスカリエンテスなど、レオン市外から足を運ぶ方も多くいらっしゃいました。
篠原は「私のこの写真集に対する想いは皆様、お手持ちの本の最後をご覧いただきたい。この会場で新たな日墨交流が生まれ、メキシコと日本の絆がより一層強いものになることを願ってやまない」と挨拶しました。
その後、来場者からの質問セッションとなり、学生の方などから「若い世代へ向けて何か一言を」などといった質問がありました。今回の本の発表会ではグアナファト州内の学生の方の参加も見られ、篠原誠二の作品に対して幅広い世代の方の関心があることが垣間見れました。
そしてサイン会と歓談の時間へ。サイン会は長蛇の列となり、20時20分頃に始まったサイン会が終了したのはすでに22時近くとなりました。1人1人・オリジナルのメッセージを写真集にサインしていく篠原氏。来場した方々にとっては忘れられない1冊となったことでしょう。
来場した方々からは「とても感動的な発表会でした」「まさに日本とメキシコの交流が深まることを実感できる空間でした」など、その場の雰囲気に運営スタッフも感動しました。
そして翌日。一般公開はされませんでしたが、レオン市内にあるCentro Impulso Social Nuevo Amanecerで一日限りの広島の写真展が行われ、目の前で見る大きな広島の写真にい地元の方々は感激していました。晴天の下の写真展も一味違った雰囲気でした。
※俺のメヒコの本の一部は、ホームページに掲載されています。
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MEXITOWN 篠原誠二氏のインタビューはこちら
経歴:
篠原 誠二 Seiji Shinohara
北海道生まれ。26歳の時にメキシコに渡墨。メキシコ在住歴46年。
公益社団法人 日本写真協会 会員
COPARMEX グアナファト州 レオン地区 文化担当顧問
CLUB FOTOGRÁFICO DE MEXICO A.C. Fundado1949 国際文化交流理事
(社) 日墨協会 FOTO CLUB AZTECA NIPPON 代表
FUJIFILM de México Oficial Photographer
1995年~1996年日墨協会事務局長
2015年~2016年日墨協会理事 広報出版部長
これまでにメキシコシティ、モンテレイ、レオン、トルーカ、タパチュラで23の写真展を開催。
著書:"移民一世の肖像Retratos de los Inmigrantes Japoneses"(Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2009)
"日系二世の肖像 Retratos de la Segunda Generación de Japoneses"(Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2011)
"日系三世の肖像 Retratos de la Tercera Generación de Japoneses"(Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2013)
"ARROTILLA 日本―メキシコ国際結婚の結実 Los Matrimonios de Japoneses y Mexicanos" (Comunidad Japonesa en México Actualmente Fotógrafo oficial Fuji Film, 2015)