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メキシコ政府が発表した新たな経済活動再開の信号ー新たな基準を解説

メキシコ政府は7月23日に、各州のコロナウイルスの感染状況によって発表していた経済活動の再開信号の基準を改めたと発表しました。この記事では、EL FINANCEIROの記事と保健省が発表した報告書をもとにどういった基準になったのかをご紹介していきます。


※これまでの経済活動の再開信号の基準は過去の記事でまとめています。

 

メキシコ政府は7月23日、社会的および経済的活動の再開信号の基準を見直したと発表しました。


信号を決める指標:


  1. COVID-19の実効再生産数(Rt)

  2. 住民10万人あたりの推定陽性者症例の発生率

  3. 住民10万人あたりの死亡率

  4. 住民10万人あたりの入院症例の割合

  5. コロナ患者受け入れ病院( IRAG (Infección Respiratoria Aguda Grave))で占有されている一般病床の割合

  6. コロナ患者受け入れ病院で、人工呼吸器が使用されているベッドの割合

  7. COVID19に対する陽性の週ごとの割合

  8. 住民10万人あたりの入院症例数の傾向

  9. 住民10万人あたりのCOVID-19症候群症例の傾向

  10. 住民10万人あたりの死亡率の傾向


新たな信号の基準は以下の通りです。


出典元:

Secretaria de Salud (メキシコ政府保健省) こちらの報告書にはより詳しい指標の計算法や説明が記載されています https://coronavirus.gob.mx/wp-content/uploads/2021/07/2021.7.27-Metodo_semaforo_COVID.pdf


EL FINANCEIRO : Así operará el nuevo semáforo COVID en México


ただし、新たな信号基準でも最終的に各州の信号を決定するのは州政府であることに変更はありません。


ここで、上記の新たな基準を旧基準と比べてみました。

学校などの教育機関の再開基準や身体に基礎疾患があるなどの特別なケアが必要な方(personas vulnerables)への対応方法などは表には明記されていませんでした。


7月23日以前の信号の基準


現在の各州の信号状況はこちらです。7月26日週は新規感染者が1万人を超えており、2万人近い日もありました。デルタ変異株も各州で次々と確認・ワクチン未接種者が多い若年層の感染が目立つなど、深刻な第3波になっています。



 



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