こんにちは。本日2月2日より、MEXITOWNはTOP Mexico様(所在地:グアナファト州・レオン市)の求人情報などの掲載を開始することになりました。このことを記念しまして今回は、TOP Mexicoレオンオフィス Office ManagerのMarianaさん、Jr. SupervisorのUekiさん、Team LeaderのClaudiaさんの3人にお話を伺いました。
メキシコに進出して今年で9年目。コロナ禍でも、メキシコで働きたい候補者の方や優秀な人材を探している日系企業のお手伝いをされてきたからこそわかる、今後のメキシコ就職、転職市場で求められる人材など、最後まで是非ご覧ください。
<目次>
人を創る、会社を創る、コミュニティを創る
(左から)TOP Mexico レオンオフィスのUekiさん、
Marianaさん、Claudiaさん
ーTOP Mexico の簡単な紹介をお願いします。
Mariana:TOP Groupは1992年にアメリカ・ニューヨークで、代表・田畑のり子によって設立されました。設立された当時の1990年代は日系企業が多く進出した頃で、日本人がアメリカで働くことをサポートできるような人材紹介サービスを軸に、採用コンサルティングなどの総合人材サービスを提供するチャンスでした。
その後アメリカではニューヨークの他に、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ヒューストンに拠点を構え、2010 年代に入り日系企業が多くメキシコに進出してきた状況をチャンスと捉え、2013年メキシコシティに拠点を構えました。私たち3人がいるレオンオフィスは2015年に、モンテレイには2018年に拠点を開設しました。メキシコの3拠点合わせて約20人のスタッフが働いています。
私たちは「人を創る、会社を創る、コミュニティを創る」というミッションの元、人材紹介、人事コンサルティングサービスを提供しています。日系企業の多くの方はメキシコの転職市場や労働環境を知らない方が多いです。そうしたところを我々がサポートし、企業担当者の方にメキシコの現状をお伝えすることで安心感をもっていただけています。
また、候補者の皆様にはインタビュー対策だけでなく、メキシコに就職が決まった方には渡航前の準備のアドバイスやメキシコ渡航後の勤務開始までの準備サポートなど、候補者の方が実際にメキシコで就職された後もフォローアップを行っています。
ーメキシコで転職したい、働きたいという候補者の方にも、優秀な人材を採用したいと考えている企業の方、双方に的確なアドバイスが出来るというのは安心できますね。
Claudia:ありがとうございます。メキシコで働きたいという学生の方へのアプローチもCOVID19のパンデミック前は行っていました。日本国内の大学でメキシコ就職セミナーやイベントを行い、履歴書の作成方法やメキシコに実際にある求人の紹介、生活や治安などの説明をしていました。メキシコ国内の大学でも日系企業に就職した時のビジネスマナーをテーマに講演をしていました。
ー学生の方にとってはとても有益な情報を得られるチャンスですね。メキシコで働きたいという日本人学生の方はどんな方が多い印象ですか。
Claudia:やはりスペイン語を勉強していて、メキシコに興味のある方が多いですね。他には、海外就職を目標として、その就職先の一つとしてメキシコを希望する方ですね。
Ueki:他のラテンアメリカ諸国やスペイン語を公用語としている国と比べると、メキシコには求人が多いのが特徴です。
ーCOVID19のパンデミック以降は、対面でのセミナーが困難な時がありましたが、その時はどういった取り組みをされていましたか。
Claudia:コロナ禍では、ウェビナーを利用して就職セミナーを行っておりました。また、企業の方にはビジネスセミナーを実施し、ゲストとして様々な方にご講演頂きました。コロナ禍でも弊社の活動を多くの候補者や日系企業の方に伝えることが出来たのではないかと手応えを感じています。
メキシコの転職市場の最新かつ正確な情報を発信
ー同業他社とは違うTOP Mexicoの強みを教えてください
Mariana:まず、候補者の方と企業の方の双方に言えるのが、メキシコの転職市場の最新かつ正確な情報をお伝えすることが出来る点です。私たちは2013年にメキシコに進出し、同業他社の中では最もメキシコでの事業の期間が長いため、その分ケーススタディも豊富で、生え抜き社員が多いこと、メキシコ人社長やマネージャーの現地視点での適切な判断、メキシコ転職市場の現状や相場感などメキシコのマーケットの情報収集についてはエキスパートだと思っています。
候補者の方にとっては、やはり先ほどもお伝えした通りセミナーやイベント、通常業務などを通じて、日系企業にとって何が重要視されているのか・何が求められているのかといったアドバイスが出来る点です。
企業担当者様には、現在どのような候補者の方が弊社で紹介可能かをご説明するだけでなく、人材採用を実施する際の注意点や工夫すべき点などもお伝えしています。稀に非常に特殊なスキルを要求する企業担当者様もいらっしゃいますが、そうした方にはメキシコの転職市場の現状や候補者の方のスキルをご説明することで、候補者の方が応募しやすいような求人を出せるよう、心掛けています。
視聴者目線での動画作りで、メキシコでの就職や生活をイメージしてもらいたい
ーYoutube動画のコンテンツに力を入れていらっしゃいますね。植木さんもご登場されていますね!
Ueki:ありがとうございます。御覧になっていただいたんですね、ちょっと恥ずかしいです(照)。
Youtube動画の狙いは元々、日本に住んでいる方やメキシコ在住歴の浅い方に出来るだけ分かりやすく配信することでした。動画の内容の中に、メキシコでの就職や生活に関する体験談など、視聴者目線での動画作りを目指し、候補者の方と距離を少しでも縮めるための工夫をしています。私は日本の大学を卒業後、そのままメキシコで現地採用で就職したので、候補者の皆様が知りたがっているようなメキシコで働くこと・生活することなどのリアルな体験談を伝えていくことが出来ます。
今後は日本語とスペイン語の両方で発信が出来たらと考えています。例えば、同じテーマでメキシコ人スタッフと日本人スタッフがディスカッションをしている風景、文化・考え方の違いやケーススタディなど、視聴者の皆様の希望に沿ったテーマを取り上げることができたらと思います。
ーMarianaさん、Claudiaさん、Uekiさんの3人が女子会みたいに、レオンのおススメのスイーツを買ってきて話したりする動画なんていいかもしれないですね。特に女性の候補者の方にとっては、より親近感が出てくると思います。むしろ私も参加してみたいくらいです。
一同:それ楽しそうですね!ワイワイしているほうが、視聴者の方もリラックスしてみていただけそうですね。おススメのスイーツ!もしMEXITOWNさん何かご存じでしたら教えてください!(笑)
ーいくつかあるので、あとでメッセージします(笑)
営業求人は増加、即戦力が求められる傾向はまだ続く
さて、ここからは2022年のメキシコの転職市場(求められる人材など)について教えてください。COVID19のパンデミックで、相当変化があったのではないでしょうか。 Mariana:2021年は営業のポジションが増えました。コロナ禍以降、日系企業のビジネスの取引先がメキシコ企業や外資系企業などに拡大したことにより、新しい販路の開拓のための営業や語学のスキルを必要とした人材にニーズがあることです。他は、やはり通訳・翻訳のポジションです。 ー通訳はいまだに根強い需要があるんでしょうか。 Mariana:2020年にCOVID19が流行し始めた頃は、駐在員が日本へご帰国されたことで一時的に通訳の需要は急減しました。しかし、2021年になり日系企業の雇用の波が落ち着いてきたところで、今度は通訳だけではなく、通訳プラスアルファのポジションが求められるようになりました。このプラスアルファというのは、総務や人事、営業アシスタントや他部門の業務内容などです。フルタイムで通訳だけの求人は比較的減りましたね。通訳だけであれば、メキシコ人の方をトレーニングすれば問題ないという企業様もある状況です。そのため、通訳だけやっていきたいという方に対しては、他のスキルを身に付けていただいたり、興味を持っていただくようにアドバイスをしています。 他にはロジスティックの現場のポジション、品質管理などエンジニア、人事総務や経理などがあります。
ー実務経験レベルはいかがですか。
Mariana:営業に関していえば、エントリーレベルでも応募可能というポジションはありますが、やはり即戦力を求めてくる日系企業が多いです。
Ueki:そうですね、どの企業の担当者様も即戦力を必要とされています。新卒採用であっても、候補者の方にヤル気があるならば即戦力になるように育て上げていく。通訳ポジションでも同様で、通訳プラスアルファのスキルを身に付けることができるようトレーニングしていくケースがあります。
ー掲載求人の勤務地は、やはりグアナファト州などのバヒオ地域が殆どでしょうか。
Claudia:バヒオ地域の求人だけでも7割近くを占めています。中でも最も多いのがグアナファト州で、そのうちプエルトインテリオール工業団地を含めたレオン近郊が多くなっています。バヒオ地域ではアグアスカリエンテス州、ケレタロ州、サン・ルイス・ポトシ州の順の求人数です。
業種で言えば8割近くが自動車産業関連の製造業や専門商社です。その次に物流業、金融・保険、建築やその他サービス業が多い印象です。
また、企業側の人材の募集理由についても少しふれておきます。最近は殆ど日本からの新規進出企業がないため、COVID19のパンデミック前に多く見られた新規事業のための採用はかなり少なくなったと感じています。前任が退職しポジションが空いたという理由以外での募集理由としては、新しいプロジェクトの立ち上げのための募集という理由が多くなりました。そうした場合を含めて、メキシコ就職に必要なスペイン語レベルは日常会話以上という事がありますね。
長年のメキシコでの経験をもとに、TOP Mexicoがアドバイスをします!お気軽にお問い合わせください!
ー最後に、メキシコでの就職を考えている方および企業担当者様にメッセージをお願いします
Ueki:まず候補者の方へのメッセージです。コロナ禍で変化の激しい時代が今もなお続いています。海外に行く選択肢をなかなか考えられない状況ではありますが、少しずつ企業も回復し、働くチャンスも増えてきています。もし海外で働きたい・スペイン語を活かしてメキシコで働きたいという方がいらっしゃいましたら、是非全力でサポートさせていただきます!
Mariana:企業のご担当者様には、弊社の長年のメキシコでの事業展開で培った経験をもとに企業の戦力となる候補者をご紹介し、企業を作るお手伝いをしていきます。
どんなにいい人材を採用しても、周りとの雰囲気が合わなかったりするなどで不満や衝突を招き、最終的には優秀な人材を逃してしまう。そういうことを少しでも避けるためにも弊社が、企業、候補者間の問題に対してどのように解決していくことが良いのか、その時々での適切なアドバイスを皆様にできればと思いますので、いつでもお気軽にご相談ください!
ー本日はありがとうございました。
編集後記
今回はTOP Mexicoのレオンオフィスに実際に足を運びインタビューを実施しました。最初は皆さん緊張されていましたが、だんだんとリラックスした雰囲気の中でこちらからの質問に丁寧に答えていただくことが出来ました。
転職をしてみたい・メキシコで働きたいという気持ちがあってもなかなか気軽に相談することが出来ないこともあります。しかし、今回お話を伺った3人の方やTOP Mexicoのスタッフの方は皆様とても気さくな方ばかりなことは、Youtube動画からも見て取れます。それは皆様が候補者の方と同じような経験をされてきたからなのだと実感しました。
今後、月1~2回ほどMEXITOWN上で求人広告の掲載をいただきますので、掲載記事についてお聞きしたいことがあった場合でも、直接TOP Mexicoの方が親身に答えていただけるので、是非気になる求人・メキシコの転職市場の情報などがあればお気軽にお問い合わせください!
会社情報
(問い合わせ先)
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León Office: Topógrafos No 305, Col. Panorama, León GTO, CP 37160, México (Phone: 477 390 6666)
CDMX Office: Río Ebro 95, Int 101, Col. Cuauhtémoc, CDMX,CP 06500, México (Phone: 55 5908 0808)
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